このページでは、LINE Out Freeの料金や使い方、LINEアプリ通話との違いを解説していきます。
先日、以下のような質問をいただきました。
今まで無料で通話させて頂いてたんですが、今回、機種変更してiPhoneのよく使う項目にLINE携帯番号を登録して、LINEと表示されていて、それで通話しようとしたら1分以内無料と表示されたんですが、どういうことなのでしょうか……
LINEから通話を押せば何も表示されないのですが…普通のLINEアプリ内での通話料と、よく使う項目のLINE通話の違いを教えてください。
よろしくお願い致します。
LINE Outについては一度調べたことがあるので、メールにて返信させて頂きました。しかし、迷惑メールの設定か何かで質問者様へ返信ができず…。


iPhoneで発生した疑問ですし、もしかすると、他にもお困りの方がいるかも知れませんね…。というわけで今回は、LINE OutとLINEアプリの「通話」と「料金」での違いを解説していきます。
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【結論】LINE Out Freeを気づかず使っている可能性あり
まずは頂いた質問に回答します。
LINE Out Freeを気づかず使っている可能性あり
「LINE Out Free」は、広告を見ることで「電話番号へ」電話ができるサービスです。
LINEアプリのウォレットの「その他のサービス」から利用できるようにはなっています。(https://line.me/ja/call)
この「LINE Out Free」は、携帯電話へ掛ける場合、1分間無料で通話ができるサービスですので、よく使う項目にLINEの電話番号を登録したことで、「LINE Out Free」が起動したんじゃないかと推測できます。
「よく使う項目」でLINEアプリがどう動くのかは、正直私も詳しくありません。ですが、iPhone純正アプリ系は他のアプリの機能を一部使えてしまうので、LINEアプリ内のLINE Outを抜き出して起動したんでしょう。
こういった具合でiPhoneの純正アプリの中にはちょっぴりおせっかいなものもあるので、安易にアプリや情報の連携をさせないのが無難です。急に選択肢がポップアップで出てきたりしますが、分からないものは安易に「はい」を選ばないようにしましょう。
通話料の違い
LINEアプリとLINE Outの通話料の違いは以下のとおりです。
電話番号へかける | 料金 | 備考 | |
---|---|---|---|
LINE Out | ○ | 1〜3分は無料 | 広告をみたり課金することで通話できる。 国際電話もOK |
LINEアプリ通話 | ☓ | 無料 |
・LINEアプリ内の通話:電話番号にはかけられず、通話はLINE上の知り合いのみ。料金はかかりません。
・LINE Out Free:電話番号にかけられるけど、1分〜3分間無料。それ以上の通話は広告をみるか課金が必要。
LINE Out Freeとは
・初期費用ゼロ、月額料金もゼロ
・無料の広告型、プリペイド型、30日コースもあり
・発信専用。着信はできない
LINE Outは、LINE運営のIP電話サービスです。以前はLINE電話という名前でした。
LINE Outは単体のアプリはなく、LINEアプリ内の1つの機能となっています。LINEアプリ内の関連サービスから起動することができます。

LINE Outの特徴は、広告をみることで無料で通話ができることです。しかも、初期費用や月額費用はかかりません。時間さえあれば、無料で通話ができてしまうんです。
もちろん、本格的に使いたいときや急いでいる時はお金を払うことで、すぐに電話をかけることができます。ただし、LINE Outは発信専用。着信させることはできないのでご注意を。
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LINEアプリとLINE Outはどう違う?
ここからは、LINEアプリとLINE Outの違いを見ていきます。


比較していくのは、「料金」と「電話番号へ電話できるかどうか」。ややこしい要素をここでスッキリさせちゃいましょう。
料金はどう違う?
料金 | 備考 | |
---|---|---|
LINE Out | 1〜3分は無料 | ・回数制限ありで1〜3分無料通話できる ・無料分終了後は、広告を見たり課金することで電話をかけられる |
LINEアプリ通話 | 無料 | ・完全無料で通話できる ・時間制限なし |
まずはLINEアプリとLINE Outを料金で比べてみましょう。
両サービスともに「基本無料」という点では共通しています。勝手にお金を取られることはありませんので、そこはご安心くださいね。
LINE Outの通話回数には制限があり、無料分を使い切ったあとは、広告をみるか、課金が必要になります。課金システムはというと、残高をあらかじめ買うか、月額分の料金を払うか。
通話料金自体は普通の通話よりは安いですが、料金の支払いがバラけたり、複雑だったりします。なので、特別な事情がない限りは「純正通話アプリを使ったふつうの通話」で問題ないんじゃないかと思います。
また、LINEアプリはというと、通話自体では料金は一切発生しません。
時間制限もありませんし、データ通信さえできれば無制限で通話ができます。デメリットは電話番号へかけられないことのみです。最近では、電話番号へかけることも減ってきましたね。公共施設やお店の予約以外ではあまり使いません。
電話番号へかける必要がなかったり、家族や知り合い同士での通話であれば、LINEアプリでの通話で問題はないでしょう。
電話番号へかけられる?
電話番号へかける | 備考 | |
---|---|---|
LINE Out | ○ | ・電話番号を指定して電話できる ・国際電話もOK ・発信のみできる ・着信はできない |
LINEアプリ通話 | ☓ | ・知り合いや友達にのみ電話できる ・発着信どちらもできる |
LINEアプリとLINE Outで、電話番号へ電話できるかどうかを比較してみます。
LINE Outだと「電話番号へ電話ができる」ほか「国際電話」までできます。「通話サービス」とよりかは、「電話サービス」と考えると分かりやすいです。
一方、LINEアプリでは電話番号へかけることはできません。LINEアプリで電話番号を入力して〜というのはあまり想像できないですよね。
このように、「電話番号へかけられるかどうか」で考えると、LINEアプリとLINE Outの区別ができます。
ただし、LINE Outは発信専用。着信させることはできないのでご注意を。


まとめ│LINEアプリとLINE Outは別モノ!
ここまで、LINE Out Freeの料金や使い方、LINEアプリ通話との違いを解説してきました。いかがだったでしょうか?
今回は両サービスの違いに焦点を当てて解説してきましたが、スマホを賢く使っていくには分からない操作を「なんとなくで進めない」ことが大事です。
少しでも「ん?」と思ったら、一度立ち止まって必要な操作かどうか考えてみましょう。これまで使えていただんですから、無理に設定を変える必要はなかったりします。


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それでは最後にこの記事のポイントを以下にまとめます!
LINE Outは、1分〜3分間無料
電話番号にかけられるけど、それ以上の通話は広告をみるか課金が必要
スマホをうまく使うには、分からない機能はなるべく使わない
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